2024.08.052024.08.06

「食」を通じて人と地域がつながる「団地キッチン」田島をご紹介!

西浦和 グルメ さいたま市カフェ さいたま市 カフェ

JR西浦和駅から歩いて約1分、団地の中になにやらオシャレなお店を発見しました。
ここは「団地キッチン」田島。

実は、ただのカフェではなく、人と地域をつなげる素敵なコミュニティスペースなのです。

今回は、「団地キッチン」田島を運営する「日本総合住生活株式会社」の上野さんにお話をうかがいましたので、お店の魅力を紹介します

「団地キッチン」田島とは?

「団地キッチン」田島とは、シェアキッチン・カフェ・ブルワリーが併設されたコミュニティ拠点。
JR西浦和駅付近にある大規模団地である「田島団地」にあった銀行の跡地を利用して、2022年にオープンしました。

「いえの味を、まちの味へ」をコンセプトに、「食」を通じて、地域の人が活躍・交流できる場所を提供しており、カフェの運営だけでなく、地元の農家・料理家などが出展するマルシェも定期的におこなっています。

1973年にJR西浦和駅が開業して依頼、さまざまな都市計画が決まったものの、周辺の大宮やさいたま新都心に比べると、西浦和の町はまだまだ印象が薄いのが実情。

ですが、そんな西浦和だからこそ「住民が持っているスキルや個性を町の魅力に変えていこう」「眠っている可能性を掘り起こそう」という想いのもと、「団地キッチン」田島が誕生しました。

地元の人たちが活躍できる拠点を作るだけでなく、ここで過ごした子どもたちが「小さい頃に過ごしたあの団地、楽しかったね」と思い出し、活動しに帰ってきてくれるような場所でありたいという願いが込められています。

広々とした店内で、充実したランチ・カフェタイムを

店内は広々としており、大きな窓からは温かい日差しが差し込みます。
開放感のある雰囲気で、ゆったりとランチ・カフェタイムを過ごすことができますよ。

地域の人からは、ちょっとオシャレランチを楽しみたいとき、お友だちとの食事の場として利用されることが多いのだとか。

カフェのコンセプトは「日々の食事をおいしく、楽しく」
ランチタイムには、一汁三菜の定食「DANCHI KITCHEN 定食」をいただけます。

この日、筆者は「鯖の塩焼き定食」をいただきました。

しっかりと脂の乗った鯖に、優しい味わいの小鉢やお味噌汁。
身体も心も癒やされる、ほっと安らぐ美味しさです。

デザートに、レトロな見た目が可愛らしい「DANCHIプリン」もいただきました。
カラメルがほろ苦く、ちょっぴり大人な味わいのプリンです。

会員制のシェアキッチンでは、定期的にイベント開催

「団地キッチン」田島の大きな魅力は、会員制のシェアキッチン。

料理教室などに利用できる「イベント用キッチン」のほか、食品の製造・販売に対応した「菓子製造業許可対応キッチン」「そうざい製造業許可対応キッチン」もあります。

特にイベント用キッチンでは、地元在住の講師がワークショップを開催するなど、定期的にイベントをおこなっています。

筆者がうかがった日は、ちょうどドーナツ作りのワークショップがおこなわれていました。

イベント用キッチンには備え付けのピザ窯やオーブンなどがあり、自宅ではなかなか作れないメニューにも挑戦できます。

ほかのキッチンにもさまざまな調理器具が用意されており、材料さえ準備すれば気軽に調理できるのも、嬉しいポイントです。

 

「とはいっても、キッチンを借りるって高いんじゃない?」と思ってしまいがちですが、心配ご無用。
シェアキッチンの利用料金は1ヶ月8,800円(※)からと、とてもリーズナブルなのです!

趣味の料理を誰かに教えてみたい。
広々としたスペースでホームパーティを楽しみたい。

そんなときにぜひ「団地キッチン」田島のシェアキッチンを利用してみてくださいね。

 

(※)イベント用キッチン 利用時間4時間の場合の月額会員料金。2024年7月時点での金額です。

 

店内のブルワリーでは、美味しいクラフトビールを醸造

「団地キッチン」田島の店内にはブルワリーがあり、クラフトビールを醸造しています。

「カフェの中にブルワリー?!」と驚く人も多いかもしれませんが、ここにも「団地キッチン」田島の「まちの魅力を創っていきたい」という想いが込められているのだとか。

シェアキッチンやマルシェに出店するのは地元の農家・料理家たちがメインですが、「地域の特色を作るため、運営側もなにか作ろう!」とできたのが、クラフトビールを醸造するブルワリーです。

「団地キッチン」田島で造るクラフトビールには地元農家の食材を使用するなど、地のものを生かしたビール造りをおこなっています。

数種類あるビールのうち、どれを飲もうか迷ってしまう人には「飲み比べセット」がおすすめです。
団地ペールエール、団地ビター、コーヒーポーターの3種(※)を飲み比べできますよ。

 

(※)2024年7月時点でのメニューです。

また、飲み比べメニューには含まれませんが、季節限定の「団地レッド」もおすすめ。

「団地キッチン」田島にあるさいたま市桜区のシンボルフラワーであるサクラソウをイメージしています。

埼玉県産の小麦と伝統的なホップを使用しており、さっぱりとした味わいを楽しめます。

※一番右が「団地レッド」。

8月24日(土)には、オープン2周年記念イベントも!

「団地キッチン」田島では、毎月第4土曜日に「DANCHI KITCHEN MARCHE」を開催。

さまざまな食の手作りが集まる催しであり、地元や近隣の農家・料理家・醸造家から直接買い物をでき、この地域ならではの魅力に触れるワークショップにも参加できます。

来る8月24日(土)には、オープン2周年を記念したマルシェを開催します!

 

【DANCHI KITCHEN MARCHE】

日程:2024年8月24日(土)16:00〜19:00

場所:「団地キッチン」田島

出展内容:・惣菜、スイーツなどのキッチンカー

     ・農家さんの産直野菜

     ・窯焼きピタパン作り

 

今回は地域のお祭りのようなイメージで、子ども向けの縁日のような催しを計画しているとのこと。

オープン当初は参加者として遊びに来るのみだった地域の人たちも、最近では「お手伝いしたい」とのお声がけがあったり、マルシェの出展者・参加者同士でタッグを組んでコラボイベントを企画したりする人もいるのだとか。

これからも、どんどん地域の輪が広がっていくのが楽しみですね。

Information お店情報

「団地キッチン」田島

さいたま市桜区田島6丁目1−20

048‐767‐6404

11:00〜20:00

アクセス:JR西浦和駅より徒歩1分

定休日:水・日・年末年始

Webサイト

まとめ

地元のみんなで西浦和の魅力をどんどん作っていける「団地キッチン」田島。

美味しいご飯を食べたい人、特技を生かせる場が欲しい人、共通の趣味など新たなつながりを作りたい人など、さまざまな出会いが生まれる場所です。

西浦和にお住まいの方も、そうでない方も、ぜひお気軽に足を運んでみてくださいね。

この記事を書いた人福島未貴Miki Fukushima

埼玉県在住のアラサー女子。ライター・写真家・音楽家のパラレルワーカーとして活動しています。おいしいものを食べたり、キレイな景色を探して出かけるのが大好きです!

SNS:Instagram
SNS:X

関連記事

ピックアップ