2024.02.082024.02.14
川口市立中央図書館に行ってきた!誰でも使える駅チカ大型図書館で本に親しもう♪
川口駅 川口お出かけ 川口
JR川口駅東口から徒歩1分、ペデストリアンデッキで直結するビル「川口キュポ・ラ」の5・6階にある川口市立中央図書館。
2006年にオープンした川口市で一番大きい図書館は、外から見える大きな吹き抜けをはじめとしたおしゃれなデザインでも知られています。
今回はそんな図書館にお邪魔しました!
誰でも使える図書館!
川口市立図書館の中でも一番大きな川口市立中央図書館。2022年度には年間約76万人が来館した、川口市民以外でも利用できる図書館です。
第3金曜日・年末年始以外はいつでも本が借りられます!(※不定期で本の整理のため休館あり)
実は中央図書館に限らず、川口市内の図書館は「誰でも利用できる」のが特徴。
市民のみならず市外からのお客様を「ようこそ!」と歓迎する川口市の政策の一環だそうで、誰もが本を借りることができるんです。隣接地域の住民や川口市で通勤・通学する人だけだと思っていたので、いい意味で驚きました。
中央図書館の蔵書数は約56.3万冊。このうち児童書は6万冊と、市内最大の蔵書を誇ります。
駅チカなので何かのついでにふらっとよれる図書館は、返却も便利。
2階のペデストリアンデッキに面した形で返却ポストが置かれており、急いでいる場合はこちらにポストを入れれば返却OKです。ただしCD・DVD・ビデオは直接カウンターに返しましょう。
図書館を楽しもう!
それではいよいよ図書館内に潜入です。入り口は建物の5階にあります。
入ってすぐ右手に返却専用カウンターがあります。
川口市のキャラクター「きゅぽらん」の形をした消毒液入れで手を消毒してゲートをくぐると先に大きな総合案内窓口が見えてきます。
本の場所が分からない場合は相談してみましょう。
出入り口付近には図書消毒用の機械もありました。
図書館の一番の目玉スポットは、7階まで吹き抜けになっている閲覧スペース。大きな窓から温かい日差しが入ってくるので気持ちよく読書が楽しめます。
吹き抜けスペースを越えて館内に入ると、33番から36番の棚が見えてきます。こちらが実用書コーナーで、33番には赤ちゃんの名づけ本から育児、料理のレシピ本などがまとめられています。
子どもの本コーナーは総合案内窓口の手前を右に曲がってまっすぐ。広々としていますね
テーブルの近くには小学生以上を対象にした本がたくさん並びます。
奥に進むと絵本コーナー。本を手に取りやすいよう、あえて低い棚に本を並べています。
絵本はタイトル順ですが、『ピーターラビット』『ひとまねこざる』などシリーズでまとまって置いてあるところもありました。
都心へのアクセスの良さなどから外国人が多く住んでいる川口市。外国語の本もばっちりです。
季節の本の特集コーナーやテーマ別のコーナーもあります。
図書館の天井にはミラーを配置。防犯のためですが、子どもを見失っても見つけやすいと感じました。親にとっては便利ですね。
乳児向けのコーナーはガラスで囲んで音を遮音しています。中の音は聞こえにくくなっているので、赤ちゃんが泣いてもあまり響きません。
子ども向けコーナーのなかには授乳室とトイレを完備。トイレは子どもと保護者専用になっていて、おむつ替えのスペースと子ども用の小さな便座が用意されていました。
こちらは親子で読みきかせなどができるスペース。毎週土曜日におはなし会が無料で開催されています。4歳以上対象の会と小学生対象の会がありますよ。
毎月第1・3火曜日には2、3歳の子どもを対象にしたわらべうたとえほんの会も開催。こちらは図書館直結の7階・メディアセブンにあるコミュニケーションスタジオでおこなわれます。
このほか、季節限定でスタンプラリーや本と絡めたクイズ大会、しおりの工作会など様々なイベントを開催中。図書館の掲示やX(旧Twitter)をチェックしてみてくださいね。
こちらは子ども用の貸出カウンター。図書カードの作成もここでお願いします。
図書館カードは専用の用紙に必要事項を書き込み、マイナンバーカードや健康保険証など、住所が確認できるものを見せて申し込みましょう。
貸出期間は通常2週間で、期限内に延長すると、延長日から2週間まで貸出期間を伸ばせます。
借りられる本数は図書・雑誌・紙芝居は計20点まで、CD/DVD/ビデオは計5点まで、語学CD・カセットは計3点まで借りられます。専用サイトにパスワードを登録してログインすればオンラインで予約も可能ですよ。
冬におすすめの絵本は?司書さんに聞いてみた。
図書館にいる本のプロフェッショナル・司書さん。本を探すのを手伝ってくれたり、おはなし会で本を読んでくれたりと大活躍していますが、そんな司書さんに冬のおすすめの本を聞いてみました。
それがこちら。見たことある!という本もあるのではないでしょうか?以下、本の詳細です。
- 【幼児向け】『のりまき』小西 英子作(福音館書店)→カラフルなイラストが美しい
- 【年少さん~】『しんせつなともだち』方軼羣作/君島久子訳/村山知義画(福音館書店)→保育園や幼稚園でおなじみ、優しさを感じられる作品
- 【年中さん~】『ゆきむすめ』内田 莉莎子再話/佐藤忠良画(福音館書店)→雪の季節ならではのしっとりした作品
- 【小学校低学年~】『「イグルー」をつくる』ウーリ・ステルツァー文・写真/千葉茂樹訳(あすなろ書房)→イグルーづくりを迫力満点の写真とともに
- 【小学校高学年~】『飛ぶ教室』エーリヒ・ケストナー作/高橋健二訳(岩波書店)→ドイツの寄宿学校で過ごす子どもたちの群像劇。映画にもなった名作
絵本を4歳の息子に読ませたところ、どれもはまりました。特に『「イグルー」をつくる』はイグルーが次々できていく様子をみて大興奮。年齢が多少前後しても絵本は楽しめるようです。
冬はなかなか外遊びがしにくい時期。ぜひおすすめの本を家族みんなで楽しんでみてくださいね!