2024.06.282023.11.16
遊びながら学べる川口市立科学館に行ってみた。子どもが夢中になる実験装置にプラネタリウムと盛り沢山♪
科学館 プラネタリウム 遊びながら学ぶ 川口市 屋内遊び場
川口市の「SKIPシティ」内にある川口市立科学館は「科学展示室」「プラネタリウム」「天文台」からなる科学館。天気の良い日はもちろん、室内なので雨の日や寒い日に子どもが遊びながら学ぶのにぴったりの場所ですよ。今回はそんな川口市立科学館を見学してきました!
こちらが1階のエントランス。すぐ横に科学展示室があります。ちなみにプラネタリウムは3階、天文台は屋上にあります。
券売機で券を購入して入場しましょう。一般210円、小中学生100円で、小学生未満は無料です。
プラネタリウムのチケットは一般410円、中学生以下210円(座席を使用しない未就学児は無料)で、こちらで購入可能。セット券もあり、わからない場合は受付のスタッフさんが優しく案内してくれますよ。
「科学展示室」で自由に実験装置をいじり倒す
エントランスのすぐ左に広がるのが、常設展として誰でも科学に気軽に触れられる「科学展示室」です。「力」「光」「水」「大気」「生命」をテーマにした参加体験型の展示が約40種類並んでいます。
子どもたちの「考える力」を引き出すため、あえて説明を省いたという展示はとにかく触ることがポイント!ボタンを押したり玉を転がしたり回したりつついたりと、自由に動かすうちに自然と科学知識が身につきます。
訪れたときも子どもたちはいろいろと好きに触って「え、なんで~!?」と楽しそうでした。
こちらは空気を送り、圧力を加えると横の発射口から水の塊がしゅぽっ!という音とともに打ちあがるもの。
子どもたちに大人気で、みんな一生懸命空気を送っていました。
さまざまな装置を興味のある順にいじり倒す子どもたち。
銀色のパラボラ型に向かって話しかけると、遠くにある同じ形のパラボラ型から声が聞こえてきます。
ボールを転がす実験装置は道筋により速度が変化します。何度も何度も転がして確かめている子どもはとても不思議そうでした。
どこかで見た懐かしの科学実験装置も。理科の授業の一環で小学生の団体が訪れることもあるのだとか。
生き物のいる「観察ブース」には人気者のウーパールーパー(メキシコサラマンダー)も。
鉄道模型は土日祝日の決まった時間に自動運転するほか、100円を払うと手動運転にもチャレンジできます。
館内の体験プログラムにも注目!
展示室では装置を使った「ミニ実験ショー」を毎日開催中。スタッフさんがわかりやすく装置を説明してくれます。
訪れた時は「摩擦」をテーマにした実験装置を紹介していました。10分程度の短いショーなので気軽に参加できます。
土曜日や長期休みの特定日などには科学的なものづくりを無料で楽しめる「わくわくワーク」も。
定員約40名で、無料で参加できます。
訪れた日はモモンガのグライダーを作成しており、子どもたちは真剣に作った後、外の「太陽の広場」で夢中になって飛ばしていました。
日曜日にも数百円で本格的なものづくりができる「どきどきサイエンス」などイベントが開催されていますよ。
日・祝日の目玉がこちらのサイエンスステージで開催される「サイエンスショー」。
20分程度でしっかりと科学について楽しみながら学べるのでおすすめです。
プラネタリウムで星にうっとり♪
川口市立科学館には3階にプラネタリウムがあります。チケットを1階の受付で購入した後、3階までエスカレーターで移動します。投影開始時刻の15分前に開場です。
プラネタリウムのロビーでは、大きなプラネタリウム投影機が出迎えてくれます。
川口市立科学館の前にあった旧児童文化センターで長年使われていたミノルタMS10型プラネタリウムで、スイッチを押すとなんと動きます!ぜひ試してみてください。
そのほか、投影中の番組に合わせてさまざまな展示がされていますよ。
プラネタリウムは定員160名。車いす用の座席も6席用意されています。
椅子の背もたれを倒して楽しむのがおすすめです。
なお、投影中は原則出入りできないのでお手洗いを済ませてから中に入りましょう。
プラネタリウムにはこちらの統合型プラネタリウム「ジェミニスターⅢ」が設置されています。こちらにデジタル式プラネタリウム「メディアグローブΣ」と光学式プラネタリウム「インフィニウムβⅡ」を組み合わせて投影します。
2つの機能を組みあわせることで、本物に近い美しい星空と臨場感あふれるプラネタリウムを楽しめるのだそうです。
10月現在は秋番組「ヒーリングアース」と夏番組「新オーロラを見た恐竜たち 虹色に輝くアラスカの大地」を投影中。
「新オーロラを見た恐竜たち」はこのプラネタリウムが日本初上映館となっており、夏番組ながら11月26日までのロングランが決定しています!
筆者も鑑賞しましたが、直径20mのドームで恐竜たちの生活は迫力満点!物語性もしっかりあってついつい見入ってしまいました。
番組の前にはスタッフさんによる川口の星空の生解説があります。
川口市の当日の星空を見ながら星座の見つけ方を分かりやすく教えてくれるので、筆者も見学後、すぐに子どもと星空観察を楽しむことができました。
なお、日・祝日10時からは30分間、小学校低学年向けのキッズアワーも開催されているので、子どものプラネタリウムデビューにおすすめです。
天文台で天体観測!本物の星を見よう
川口市立科学館には、SKIPシティの屋上に天体を観察できる天文台が併設されています。
天体望遠鏡が入ったドームが3つずらりと並ぶ屋上は秘密基地のようで少しドキドキ。
都市部にある天文台はとても珍しいですよね。
主天文台には口径65㎝の反射望遠鏡。こちらは月や惑星に加え星雲や星団、銀河など、暗く淡い天体を観測することができます。
副天文台には口径20cmの屈折望遠鏡があり、太陽や月、惑星など明るくはっきりとした天体を観測するために使われています。ちょっと大きすぎて画面に入りきれていません。
こちらの少し太めの天体望遠鏡は太陽天文台の6連式太陽望遠鏡。太陽観測に特化した専用望遠鏡で、観測した太陽の姿を科学館のホームページでリアルタイムで配信しています。
さらに、科学展示室にある大きなモニターでも見ることができますよ(太陽が見える天気の良い日のみ)。
毎週土曜日には3台の望遠鏡を案内する天文台ガイドツアーが開催されています。
さらに第2・第4土曜日の日没後には無料の夜間天体観測会も!定員は各回20人で、科学館のホームページから申し込みできますよ。
このほかテーマに合わせた「特別観測会」や、夏休みにはこども天文教室なども開催されます。
直近では10月28日に「秋のお月見~晩秋の月~」として副天文台20cm屈折望遠鏡での月の観測会が実施されました。
各観測会は天気が悪いと中止になるので要注意。自然が相手ですから、途中まで観測できていたものの、急に雲が出てきて何も見れなくなった…ということもあるそうです。
とはいえ、本物が見られる貴重なチャンス、ぜひ参加してみてくださいね。
川口市立科学館で楽しく遊ぼう!
科学展示室にプラネタリウム、そして天文台…盛りだくさんの川口市立科学館。
名前はお堅い感じがしますが、子どもが自由に楽しめる素敵な科学館です。入場料もお手頃なのが嬉しいところ。
しっかりと半日くらい時間をとって楽しむのがおすすめですよ♪
Information お店情報
川口市立科学館
埼玉県川口市上青木3丁目12-18(SKIPシティ内)
09:30~17:00
※入館は16:30まで
休館日:月曜日(※祝日の場合は翌平日)、12月29日~1月3日
※このほか館内整理日、特別整理期間(年4回)など