2024.09.282024.09.29
粗挽き肉の本格ハンバーガーが自慢!『バウンティダイナー&カフェ』が武蔵浦和に新オープン
武蔵浦和駅 ハンバーガー 埼玉クラフトビール
今回は、JR武蔵浦和駅前に新オープンしたハンバーガー専門店「バウンティダイナー&カフェ」を取材してきました。ハンバーガー愛に溢れたご夫婦が、ついに夢を叶えたお店です。
「バウンティ(BOUNTY)」という英語の店名には、「懸賞金」という意味のほか、「惜しみなく与える」という意味があります。店主は「遠方からも足を運んでもらい、自分たちのお店を見つけてもらいたい」、そして「美味しい料理で皆さんのお腹を満たしたい」という願いを込めて、この名前を選びました。
お店は、2024年5月にオープンした「ザ・マーケットプレイス武蔵浦和」の5階にあります。新しい商業施設の中でも、ひときわ賑わいを見せている注目のスポットです。
それでは、「バウンティダイナー&カフェ」の魅力をたっぷり紹介しましょう。
オージービーフ100%!バウンティダイナーのハンバーガーへのこだわり
オーストラリアへの留学経験を活かし、店主がこだわるのはオージービーフ100%のパテです。モモ肉の脂と赤身を絶妙に組み合わせ、さらにオリジナルのスパイスを練り込むことで、豊かな風味とジューシーさを追求しています。
バウンティのパテは、8mmの厚さを誇る粗挽きの牛肉を贅沢に使用されています。この厚みがボリューム感を生み出し、見た目からして満足感が感じられる一品です。一般的なハンバーガーよりも厚めのパテは、食べ応えがあり、肉の存在感が際立ちます。
仕上げに、チーズが熱々のパテにとろりと溶け込み、肉全体を包み込むように絡みつきます。
バンズは、川口市の有名ベーカリー「デイジイ」に特注したこだわりの一品です。表面は鉄板で軽く焼き、ふんわりとした食感とほんのりとした甘みはそのまま。噛むたびに広がるこのバンズの優しい甘さは、ジューシーなパテとの絶妙なコントラストを生み出し、ハンバーガーに深みを加えています。
川口市の有名ベーカリー「デイジイ」
https://www.daisy1962.co.jp
迷ったらこれ!店主こだわりの一押しハンバーガー
初めて訪れた人には、バウンティの”美味しい”が詰まったハンバーガー「BOUNTY DX BURGER」(2,500円)がお勧めです。
パテ2枚が重なることで、圧倒的なボリューム感を誇るハンバーガーです。一目見ただけで食欲をそそります。
いよいよ実食です。ジューシーで厚みのあるパテは、表面がしっかりと焼き上げられており、噛むごとに肉汁が溢れ出します。噛みしめるたびに感じる、オージービーフ100%の肉の旨みがたまらない一品です。そんな肉々しい存在感の中で、カリカリに焼かれたベーコンが加わることで、塩気とスモーキーさがアクセントとなり、さらに深みのある味わいに。また、溶けたチーズが全体をまろやかに包み込み、コクとクリーミーさをプラス。一口ごとに違った味わいが楽しめます。
マカロニチーズは、シンプルながら濃厚な味わいが魅力です。黄金色のチーズソースがたっぷりと絡んだマカロニは、クリーミーでコクのあるチェダーチーズの風味がしっかり効いています。ハンバーガーにかけて食べるのもいいですよ。アメリカのソウルフードらしい満足感を得られます。
オニオンリングは、サイドメニューながらその存在感は抜群です。外はカリッとサクサク、衣の程よい塩味と、玉ねぎの自然な甘みが絶妙なバランスを生み出しています。
ちなみに、キッズメニューもあります。店主ご夫婦も子育て中なので、キッズメニューにもたっぷりの愛情が注がれています。
本場アメリカンダイナーを彷彿とさせるレトロな雰囲気
「バウンティダイナー&カフェ」は、アメリカのダイナーをイメージしたカジュアルな雰囲気で、誰でも気軽に訪れることができる空間を目指しています。お子さま連れのファミリーはもちろん、ママ会や誕生日会などのイベントにもぴったり。
店内は、アメリカのダイナーを意識したカジュアルで活気ある雰囲気が漂っています。ソファー席とテーブル席がゆったりと並び、リラックスしながら食事を楽しめる空間が広がっています。
どこか懐かしさを感じさせるインテリアが、訪れる人々に心地よい時間を提供してくれます。
お店はビルの屋上にあります。屋上のスペースには緑が敷き詰められ、天気のいい日はテラス席で食事するのもよさそうです。ここでイベントが開催されることもあるそうですよ。楽しみですね。
バウンティダイナー&カフェの誕生ストーリー
「30歳になったら自分たちのハンバーガー屋をやりたい!」そんな夢を描いていた店主と奥様。武蔵浦和に店舗を構えるまでには、いくつもの物語がありました。
店主は、かつてサッカー少年で、初めて観戦した浦和レッズの試合でスタジアムの熱気に心を奪われました。それがきっかけで浦和レッズの大ファンとなり、聖地とよばれる埼玉スタジアムへ通うことに。大学卒業後、「もっとスタジアムへ通いやすい場所に住みたい」と考え、こうして武蔵浦和に移り住んだことが、埼玉との最初の縁です。
大学を卒業した後、車好きだった店主は都内の会社で自動車整備の仕事に就きました。オーストラリアへの留学経験から英語が得意だったこともあり、外国人のお客さんの多い環境で働いていました。
そんな二人の生活が一変したのは、コロナ禍。厳しい状況をきっかけに、フードトラックでハンバーガーの販売を開始する決断をします。車の整備に精通していた店主は、中古車を自ら改造してフードトラックを製作。オリジナルのハンバーガーを作り、埼玉スタジアムや「ところざわサクラタウン」などのイベントに出店し、成功を収めました。一方、奥様は都内の有名ハンバーガー店で接客の仕事にも就き、将来のハンバーガー屋をオープンする夢へ少しずつ準備も始めたのです。
そして、ついにその時は訪れます。2024年5月にオープンした「ザ・マーケットプレイス武蔵浦和」から「埼玉県で頑張っているお店に出店してほしい」という出店オファーが届き、念願の実店舗を構えることができたのです。
店内の内装は、フードトラック時代からの仲間たちも手伝ってくれました。仲間がDIYで手がけた個性的で温かみのある椅子もあります。
お店で出すビールには、浦和発祥のクラフトビールのお店「U.B.P Brewery」から直接仕入れ、地域のつながりを大切にしています。店主が、この醸造所の店主と埼玉スタジアムが縁で知り合ったことから、このコラボが実現したそうです。
「バウンティダイナー&カフェ」では、ハンバーガーとクラフトビールだけではなく、スイーツも提供しています。
フードトラック時代からの仲間の一人にパティシエのスタッフがいて、彼女の作る本格スイーツがバウンティのメニューに賑わいを与えます。
誕生日などの記念ケーキの予約も受け付けています。もちろんテイクアウトできますよ。
編集後記
「バウンティダイナー&カフェ」は、ハンバーガーへの情熱と地域愛が詰まった心温まるお店です。厳選された素材で作られたボリューム満点のハンバーガーは、一口ごとに新たな美味しさを楽しめるのが魅力。さらに、居心地の良いアットホームな店内と、手作りスイーツが訪れる人々を温かく迎え入れ、心地よいひとときを提供してくれます。
今後、屋上スペースを利用したイベントを開催したり、店内にテレビを設置してスポーツ観戦できるようにしたりする計画もあるとか。どんな展開を見せるのか、お店の成長も楽しみです。
遠方からでも武蔵浦和を目指す価値あります。ぜひ「バウンティダイナー&カフェ」で、美味しいハンバーガーとクラフトビールを楽しんでみてください!
Information お店情報
この記事を書いた人いとうゆうすけ
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