2024.08.192024.08.25

JR南与野駅から徒歩3分!薪窯で焼く本格ピザ屋「SINCA」がオープン【地元の新グルメスポット】

Kaya-Machi 南与野グルメ ピザ

JR南与野駅西口から徒歩3分の場所に、本格ピザが楽しめるお店「SINCA(シンカ)」がオープンしました。薪窯で焼き上げるこだわりのピザは、家族や友人と一緒に美味しい食事とお酒を楽しむのにぴったりです。

店主はもともと幼稚園の先生でしたが、20代のころ、筑波にある老舗で食べたピザに感動し、その場で弟子入りを決意。以来、ピザ職人として技を磨き、本場イタリアでも修業を重ねました。そして、満を持して奥様の地元であるさいたま市に「SINCA」をオープン。ご夫婦で営む、温かくアットホームな雰囲気も大きな魅力です。

今回は、そんなSINCAの魅力をご紹介します。

400°を超える高温の薪窯で作る本格料理がSINCAの真骨頂

SINCAの魅力を語るうえで欠かせないのが、薪窯で作る料理です。その心臓部ともいえるのが、日本橋の老舗「山宮かまど工業所」で特注したピッツァ専用の窯。この窯は、薪が生み出す400度を超える高温と乾燥した熱気で食材を一気に包み込み、まるで劇場のように味覚を刺激します。ピザはもちろんのこと、肉、魚、野菜などの窯焼き料理まで、薪窯の炎が食材に魔法をかけ、驚くほど香ばしく、ジューシーに仕上げます。これこそがSINCAの真髄です。

さらに、薪には埼玉県南部で育った木材を使用しており、川口市にある「埼京薪販売」から丁寧に仕入れています。地元の自然の恵みを感じることができる薪は、料理に深みを与えるだけでなく、埼玉への愛情も感じさせます。

ランチタイムのSINCAの料理をご紹介

気分で選べる前菜盛り合わせ(4種)

ピザもいいですが、イタリアン料理に欠かす事の出来ない前菜盛り合わせもおすすめです。「気分で選べる前菜盛り合わせ」は、10種類以上の前菜・フリットから好みの4種を選べます。

通常は2~3人前ですが、一人前で注文することもできます。写真は一人前です。

<フリットとは?>
フリットは、イタリア料理の一つで、食材を揚げた料理のことを指します。フリットの特徴は、衣が薄く、軽い仕上がりであることです。主に小麦粉を水や炭酸水で溶いた衣を使い、シンプルに素材の味を生かす調理法として知られています。

この日の店主おすすめは、フリットからは長崎県で獲れたキビナゴを用いた「五島のキビナゴ」です。サクサクとした衣の軽やかな食感と、ほのかな甘みが広がるキビナゴの身が絶妙なハーモニーを奏でます。

もう一つのフリットは、「熊本の芝エビ」です。殻が柔らかい天草産の芝エビの特徴が生きていて、ひと口で感じるプリッとした弾力がたまりません。エビ独特の甘みが口いっぱいに広がり、噛むたびにジュワッと旨味があふれ出します。衣は軽やかでサクサクとした食感を楽しめる一方、エビの旨味をしっかりと引き立てています。

SINCAのフリットには、ビールが隠し味として使われています。ビールの炭酸が衣を軽やかに仕上げ、サクサクの食感とともに、ほんのりとした苦味が絶妙に調和した一品に仕上がっています。

一口頬張ると、しっかりとした肉の旨味が広がる「ポルペッティのトマト煮」は、ワインとトマトソースの酸味が絶妙なバランスでその風味を引き立てます。肉団子は柔らかくジューシーでありながらも、しっかりとした食感を保っており、とても美味しかったです。

「白いんげん豆とツナのサラダ」は、ほくほくとした白いんげん豆に、シャキシャキとした赤玉ねぎとツナが絶妙にミックスされ、爽やかさとコクが調和した一品です。口に広がるツナの旨味と、白いんげん豆の優しい甘みが、赤玉ねぎの軽やかな辛みと相まって、食べるたびに新鮮な美味しさが楽しめました。

薪窯で焼いた本格ピザ

SINCAを訪れたら「水牛のモッツアレラチーズのマルゲリータ」をぜひ味わってみてください。窯の中で薪の炎に包まれながら、水牛のモッツァレラチーズがとろけていく様子は、まさに美食の瞬間。窯の高温で一気に焼き上げられたマルゲリータは、サクッと軽やかな生地に仕上がり、溶けたモッツァレラがクリーミーで豊かな風味を添えます。

チーズが焼ける香ばしい香りが広がり、トマトソースの酸味とバジルの爽やかさが一体となって、口の中で溶け合います。水牛のモッツァレラならではの濃厚なコクが、シンプルなマルゲリータを一層リッチで贅沢な味わいに変え、窯で焼き上げることで、その旨味が極限まで引き出された逸品です。

ピザメニューは種類もあります。店長が一押しするのは、「SINCAの揚げピザ」です。クリームチーズやモッツァレラチーズを入れて三角形にカットされた生地が、外側をカリッと香ばしく揚げられています。噛むとパリッとした衣の中から、クリーミーなチーズがとろりと溶け出し、濃厚な旨味が口いっぱいに広がるそうですよ。

自家製のジェラート

SINCAのデザートといえば、ジェラートです。自家製のジェラートは、新鮮な素材を贅沢に使用し、一つ一つ丁寧に作られています。口に入れた瞬間、なめらかな舌触りとともに、濃厚な風味が広がり、その爽やかな甘さが疲れた心を優しく癒してくれますよ。季節ごとに異なるフレーバーが楽しめるのも魅力の一つですね。

エスプレッソの苦味がジェラートの甘さを引き立て、絶妙なハーモニーを楽しめます。濃厚なジェラートと一緒にいただくことで、エスプレッソの深い風味がより際立ち、食後のひとときを贅沢なものにしてくれるでしょう。

居心地のいいアットホームな空間

SINCAの店内に一歩足を踏み入れると、まず目を引くのは高い天井が生み出す贅沢な開放感です。広々とした空間に広がる心地よい余裕が、訪れる人々を包み込みます。

オープンキッチンからは、店主が腕を振るう音や香りが漂い、料理が生まれる瞬間を感じられるでしょう。その賑やかでありながら洗練された雰囲気が、非日常な時間を与えてくれます。

テーブル席とカウンター席がバランスよく配置され、用途に応じて使い分けることができます。大人数の場合はテーブルをつなげることもできるので、誕生日会や歓送迎会などの集まりにもぴったりです。気軽に楽しめる雰囲気があり、さまざまなシーンで活用できるのが魅力的です。

カウンター席も用意されているので、少人数での気軽な立ち寄りにも最適です。ふらっと立ち寄って、リラックスした時間を過ごすことができるのが嬉しいポイントです。

店内には、奥様が手作りされたドライフラワーが販売されています。心を込めて丁寧に作られたドライフラワーは、温かみが感じられ、店内の雰囲気に彩りを添えています。お土産や自宅のインテリアとしても素敵な一品で、手に取ってみたくなるような魅力がありますよ。

Kaya-Machiの誕生で南与野駅も様変わり

JR南与野駅西口の線路沿いに地域の魅力を集めたマーケット「Kaya-Machi」が誕生しました。いくつかの店舗が並び、SINCAはその一画にあります。緑あふれる遊歩道のような、思わず歩きたくなるような「みち」に複数のお店が並んでいて、新しい賑わいを演出しています。

ぜひ、一度足を運んでみてください。SINCAの美味しい料理と心温まる空間が、きっと素敵な時間を演出してくれるはずです。

Information お店情報

SINCA (シンカ)

埼玉県さいたま市中央区鈴谷2-622-7

090-9549-7041

11:30~14:30 17:30~22:00

定休日:月曜日、不定休

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この記事を書いた人いとうゆうすけ

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AIに負けないコンテンツは現場にあり、ということで、現場のリアルな姿を文章と画像と動画で伝えていきます。
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