まだ間に合う！埼玉唯一の全天候型「狭山スキー場」でスキーデビュー！

年明けてバタバタしていてすっかり今年はスキーに行きそびれてしまった…。スキーデビューしたいけどいきなりスキー場に行っても大丈夫かな…。スキー場って遠いから行きにくい…。

そんな人たちの救世主が、埼玉県・所沢市にある屋内型スキー場「狭山スキー場」！3月末までスキーや雪遊びが思いっきり楽しめますよ。というわけで今回は狭山スキー場の魅力を2回にわたってたっぷりご紹介。1回目の今回は全体像＋スキーにスポットをあててみました！

「埼玉県にスキー場があるの！？」とびっくりした人もいるかと思いますが、狭山スキー場は1959年に開業した老舗のスキー場です。

2025年で65周年を迎えることもあり、エントランスには展示が…。このほかにもさまざまなイベントが実施されています。

場所は西武球場前駅から改札をまっすぐ出て、階段を上ったところにあります。駅からはだいたい徒歩5分くらいで、西武ライオンズの本拠地、西武ドームこと「ベルーナドーム」のすぐ近くにあります。

狭山スキー場は秋から春先までオープンしているスキー場です。今期は2024年11月1日から2025年3月30日まで営業しています。つまり春休み期間もスキーやスノーボードが楽しめるんです！

営業時間は10時から21時。12月の一部の金・土日は22時～翌6時までのオールナイト営業をしていましたが、もう終了しています。

利用料金はワンデーチケットの場合、中学生以上の大人は4000円、3歳から小学生が1000円。スノーパークのみの場合は入場券1000円（一律）を購入しましょう。

狭山スキー場は屋内型スキー場です。つまり建物の中にあります。

中に入ると下に降りる階段があるので進みます。ちなみに取材時にはリゼロこと『Re:ゼロから始める異世界生活』とのコラボを実施しており、あちこちにリゼロのキャラクターたちの姿がありました。

階段を降りるとチケットカウンター。平日は割と空いているのですが、土日祝日になると長蛇の列ができます。

チケットのバーコードを読み取らせて中に入るとすぐ目の前に売店。奥にはロッカーが広がっています。

荷物を入れるコインロッカー。まず使うロッカーを選び、タッチパネルでその番号を選んで鍵を開錠するシステムです。

個人的にはロッカーに「サービスドア」と呼ばれる小さなドアがついているものがおすすめ。追加料金なしで自由に鍵で開けられるので、飲み物やお菓子、お財布などをここから出し入れできます。

男女別の更衣室もしっかりあるので安心です。

狭山スキー場はもちろん用具やウェアのレンタルもＯＫ。大人用はもちろん、子ども用も充実しています。必要事項を紙に書いて受付で渡して申し込みます。

子ども用の場合はスキー板が80cmから、スノーボード板が90cmから用意。ストックは無料です。スキーブーツは16cmから、スノーボードブーツは18.5cmからとなっています。スキー場の方によれば子どもはほぼレンタルなのだとか。

ウェアはアウター・パンツを用意。90cmサイズから用意されています。こちらはパンツだけのレンタルも可能なので、スノーパークで雪遊びのみの場合は上は普通のジャケット、下のパンツはレンタルというのも手です。

なお、グローブや長靴の貸し出しはないので注意。スノーパークのみの利用の際は、長靴を持参しましょう。

グローブは内部の売店でも購入可能。スノーブーツも数は少ないながらも販売していました。

レンタルショップの真向かいにあるガラス扉を開くとそこはもう狭山スキー場のゲレンデです！

ゲレンデは全長300m、幅30m。屋根つきなので悪天候でも問題なく滑れます。人工雪を利用しているので雪質は安定しています。

最大斜度は15度、平均斜度は7度程度。ゲレンデはざっくり分けると上の方が中上級者用、中腹から下までが初級者用です。一番てっぺんから見るとこんな感じで結構怖い…。

中腹からはこんな感じです。

移動はスノーエスカレーターで実施。西武ライオンズの公式マスコットキャラクターのレオとライナにちなんで、中腹までが「ライナウェイ」、山頂までが「レオウェイ」と呼ばれています。こちらは全長110mのライナウェイで傾斜は5.0度、8.6度。

84mの「レオウェイ」は14.1度とぐっと傾斜がきつくなります。

ちなみにスノーエスカレーターの導入は2020年からで、その前はこういうシングルリフトでした。子どもや初心者が気軽に利用できるようにと変更したのだとか。狭山スキー場では65周年を記念して以前のリフトを展示しており、フォトスポットになっています。

狭山スキー場にはスクールがあり、スキーを学べるコースが用意されています。大人向けもありますが、注目したいのが小学生向けの初心者（未経験）レッスンです。

ジュニア初心者レッスンは開催日は土日祝日がメインですが、3月21日、24日から28日は平日もOK。春休みにスキーを習いたい！という場合はピッタリですね。

今回はスキースクールを担当する大島さんにどんなスクールなのかを聞いてみました。時間は11時スタートまたは14時スタートの2時間制で、料金は1名6000円。1人しか受講者がいない場合は1.5時間制になるそうです。

集合場所はこちら。ウェアに着替えてスキー板を持った状態でここに集まります。

スクールのスタートはストック選びから。スキー板の付け方・外し方にストックの握り方といった基本的なことをしっかり教えてくれます。

きちんとした板の持ち方も重要です。スノーエスカレーターやリフトに乗るときに苦労しませんよ！写真は子ども向けの持ち方で、背がそこまで高くない子の場合はこうやって持つといいのだとか。

さらに歩き方、方向転換の方法、スキーをつけたうえでの斜面の登り方も習います。初心者向けスキーレッスンというと「転び方」「滑り方」を習うんだろうな、と思っていましたが、それ以前の基本が重要とのこと。

確かにスキーって滑るだけじゃないですもんね…。スキー場に行っても困らない方法をしっかり学べるのは初心者レッスンならでは。修学旅行やスキー林間学校の前に学びに来る中学生も多いのだとか。

もちろんゲレンデの上で滑り方もしっかり習います！人によりけりですが、ハの字滑りはもちろん早い人では曲がり方くらいまで学べるそうです。

ちなみに「今年やっても来年忘れそうだな…」と思う人もいるかと思いますが（筆者もそうでした）、1回習うと体が覚えているとのこと。大島さんに「自転車と同じ」と言われて大変納得しました。

さらに親子におすすめなのが「親子ふれあいスキーレッスン」。ワンデーチケット＋レッスン90分＋レンタルがセットになって親1人・子（5歳～小学生）1人の2名1組で1万5000円…！こちらは土曜日に開催されています。

料金もお得ですが、スキーに加え「親がスキー場で子どもにどうアドバイスするか、何に気をつけるのか」というポイントも教えてくれるのだとか！ただしこちらは大変人気で2月時点で全日程即完売、キャンセル待ち中です。毎年恒例のレッスンなので、筆者もぜひ来年はチャレンジしてみようと思います…。

このほか「未就学児からスキーを習わせたい」という場合はプライベートレッスンがおすすめ。1名1時間8000円とグループレッスンよりはお高いですが、4歳から受講できますよ。

狭山スキー場にはゲレンデグルメもしっかり用意されており、定番のカレーやラーメンに加え、スンドゥブにクレープなどがフードトラックで購入できます。肉まんなどの軽食もありますよ。

持ち込みOKなのでお弁当を持参するご家族も！机や椅子も用意されています。

ただし混雑すると利用できないので、ステージ前の椅子席などの利用もおすすめです。

混雑時は席をとるのが一苦労…そんな場合は有料席へ。こちらはスクール横にある有料席で、ゲレンデを見ながら食事が楽しめます。

家族で使うなら全10区画あるテント型の「Reserved Seat」がおすすめ。定員は6名程度で、1日5500円です。

テーブルにホットカーペット、薪ストーブのような温風ヒーターにランタンが用意されており、気分は雪山…！家族でのんびりしたい方はぜひ事前に予約しておきましょう！

狭山スキー場は子どものスキーデビューにはピッタリ！3月末までオープンしているのでぜひ皆さん行ってみてくださいね。

さらにスキー場にはスノーパークが併設されています。筆者は土日祝日に子連れでスノーパークに突撃してきたので、明日第2弾としてそちらのレポートも公開します!