2025.03.262025.03.30

子どもは「読書離れしている vs 読書が増えている」!?見解の違いとは

読書時間

「最近の子どもは本を読まなくなった」と耳にする一方で、「子どもの読書量は増えている」という調査結果もあります。一見、矛盾しているようですが、実はどちらのデータも「子どもたちの今」を正しく映しているのです。それぞれの調査が示す背景を知ると、子どもの読書をどう応援するかのヒントが見えてきます。

「読まない子」が増えているというデータ

東京大学とベネッセ教育総合研究所が行った7年間の追跡調査(2022年)では、小1から高3までの子どもの約半数(49.0%)が「平日はまったく読書をしない(読書時間0分)」と回答しています。
特に男子や高学年になるほど、読書時間が減る傾向がありました。さらに、平均読書時間は2015年の18.2分から2022年には15.2分へと減少。この調査結果だけを見ると、「読書離れは進んでいる」と思ってしまいます。

参考:子どもの読書に関する7年間の追跡調査
https://www.kodomo.go.jp/info/child/2023/2023-093.html

一方で「読む子はもっと読んでいる」という事実も

ところが、全国学校図書館協議会が毎年行っている「学校読書調査」(2023年)では、小学生の1か月あたりの平均読書冊数が12.6冊と、10年前より2冊以上増加。中学生も平均5.5冊と、過去最多の数字を記録しています。

参考情報:子どもたちの読書量は増加傾向
https://www.nhk.or.jp/shutoken/articles/101/012/08/

どっちが真実?

どちらも事実だとすれば、見解の違いの裏には、「本のスタイル自体が変化している」という背景があるのかもしれません。最近の児童書は、文字数を抑えた構成や、イラスト・写真を多く取り入れたレイアウトが主流。1冊を短時間で読める作品も増えており、冊数は増えても読書時間はむしろ少なくて済む、という見方もできます。

子どもが「読めた」「おもしろかった」と感じることは、読書習慣を育てる上でとても大切です。
ただし、“読書=情報を深く理解する行為”であることも忘れずに、時には少し重みのある1冊にじっくり向き合う経験も大事にしたいですね。

「読むきっかけ」になる1冊、大谷翔平の絵本が発売

そんな「きっかけの1冊」としておすすめなのが、3月に発売されたノンフィクション写真絵本『大谷翔平 夢を力に』(KADOKAWA)です。

ふりがな付きのやさしい文章と、大きな写真で構成されており、小学校低学年から楽しめる内容。大谷選手の生い立ちからWBC優勝、MLBでの活躍までを描いた一冊は、スポーツ好きな子どもにとっても「読んでみたい」と思える本になるはずです。

読書離れか?読書ブームか?その答えは、子ども一人ひとりの環境や経験によって異なるのかもしれません。

【書名】『あこがれのスター 大谷翔平 世界一の野球選手になるまで』
【発売日】2025年3月26日
【判型】B5判
【定価】1,320円(本体1,200円+税)
【ISBN】9784049161281

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この記事を書いた人リプロマヴィ編集部LiproMAVIE Editorial Department

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