2024.11.182024.11.23

【川口】プレゼントにピッタリな木のおもちゃ「どんぐりころころ」の工場に潜入!制作体験もしてきました。

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秋といえばどんぐり拾いシーズンですが、そんなどんぐりのような木のおもちゃ「どんぐりころころ」をご存じですか?「グット・トイ2007」や2020年の全国推奨観光土産品で「日本商店連盟理事長賞」を受賞した木製玩具で、誕生日やクリスマスをはじめプレゼントにもピッタリの逸品です。

今回はそんなどんぐりころころの製造元・株式会社こまむぐさんの本社で工場見学を楽しみ、オリジナルの一品も制作してきました!

こまむぐとは?

こまむぐは「どんぐりころころ」に代表される木製玩具を製造・販売する会社です。

代表の小松和人さんのご実家は川口で50年の歴史を持つ鋳物の木型の工場。小松さんはそうした木型づくりにかかわった経験を活かしつつ、2003年に「おもちゃのこまーむ」として創業し、2016年に株式会社化し、2019年に「株式会社こまむぐ」に名称変更しました。

そんなこまむぐですが、川口市内の工場で代表作「どんぐりころころ」などのおもちゃを制作中。もとは川口市元郷にあった本社ですが、2023年12月に現在川口市領家に本社を移転しました。

おしゃれな北欧カフェのような外観の本社ですが、本社&工場に加え、隠れ家のようなカフェ「かふぇむぐ」も営業しているんですよ。

1階はショップとかふぇむぐに工場、2階はカフェ利用者が遊べる木育スペース「木のくうかん」となっています。ちなみに今回かふぇむぐも体験してきたので、別記事でご紹介する予定です。

どんぐりころころだらけのかわいいショップ♪

本社の入り口付近はこまむぐの木のおもちゃがずらりとならんだショップとなっています。

右側にコーヒー豆が並んでいるのは、「トトモニ珈琲豆店」として自家焙煎したコーヒー豆やドリップバッグも販売しているから。今年の7月に浦和の「totomoni珈琲豆店」からお店を引き継いだそうです。

ドアのすぐわきにはこんな感じのおしゃれな棚。かわいらしい木製玩具がずらり。

こちらが代表作のどんぐりころころ。さまざまな種類が販売されていました。

どんぐりころころってどんなおもちゃ?

どんぐりころころは、どんぐりの形をした木型のお尻にビー玉がついたおもちゃです。

傾きのあるところにのせるとコトコト左右に揺れて下っていくのですが、くるくる回ったり速度が速くなったり…とにかくなんともいえないかわいらしい動きをします。

 

ひっくり返すとこんな感じ。大きな青いガラス玉が入っています。

シンプルなおもちゃなのですが、こちらは子どもが受け身にならず、積極的に遊び方を考え、自主性・関係性・想像(創造)性が育つるようにとの思いがこもっているのだとか。

顔はあえて「無」な表情にも子どもたちが感情移入しやすいようにしているとのこと。

遊べる対象年齢は3歳からですが、1歳ころから大人が坂道を転がす様子を見て楽しんだり、ラトルのようにふってみたりと遊ぶことも可能。接着剤や塗料にこだわっているので万が一赤ちゃんがなめても大丈夫なようになっています。

材質はヨーロピアンビーチ(ブナ)がメインですが、埼玉県産のヒノキや川口のイチョウ、クヌギなどのものもあります。材質によって木目が違うので、一つ一つ違った個性が生まれます。

頭の形はどんぐり帽子ときのこのような丸い帽子がベースですが、シルクハットなどもあります。

期間に合わせて限定のどんぐりころころも。現在はクリスマス限定のサンタを販売中です。

どんぐりころころ専用の坂やおうちも販売されています。プレゼントに人気なのだとか。

なお、坂がなくても固めの本などで坂を作って自分で遊ぶことができます。

こまむぐの工場に潜入!

こまむぐ本社では事前の申し込みで工場見学ができます。 毎週土曜・祝日の15時からで、希望者は2日前までに申し込む必要があります。見学時間は大体30分程度です。

カフェの奥のガラス扉をひらくとこまむぐの本社工場です。

こちらは「どんぐりころころ365」の絵付けをしているスペース。365日違ったデザインのどんぐりころころが1個限定で作られており、誕生日祝いに人気なんだそうです。

ずらっと並ぶどんぐりころころの頭。赤や黄色、青のキノコ頭を見せていただきました。

一角にはコーヒー豆の焙煎用の機械が置かれていました。焙煎日にはとってもいい匂いが工場中に漂うのだとか。

工場内にはさまざまな木材加工用の機械が置かれていました。本社工場では割と細かい作業がメインで、大きな木からパーツを切り出す作業などは、旧本社があった川口市元郷で実施しているそうです。

機械には案内のスタッフさんの許可があればですが、触れることも可能。息子はどんぐりころころをみがくやすりを興味深そうに触っていました。

工場見学ではどんぐりころころの制作過程の一部が見学できます。あまり書くとネタバレになるので詳細は避けますが、こんな感じで目の部分を加工したり。

目を接着剤でくっつけてみたり。

どんぐりころころにビー玉を入れてみたり。ちなみにこのビー玉は本体からの出っ張り具合が悪いと歩けなくなるそうで、紙を入れて高さを調節しているそうです。

頭を取り付けて接着したら無事に完成!!職人さんによりますが、1人1時間で40個はパーツを組みたてられるそうです。すごい…。

30分という工場見学でしたが、いろいろなことを学ぶことができました。5歳の息子には難しいかと思いましたが、適宜話しかけてくれるので飽きることなく楽しんでいました。

オリジナルのどんぐりころころを作ろう!

こまむぐでは「どんぐり工作キット」が販売されています。それを買うと家でもどんぐりころころが作れるのですが、本社では予約不要でどんぐりころころをその場で作れるワークショップを実施しています。

せっかく工場を見学したからには作りたい!というわけでワークショップに参加してみました。

カフェの一角にマジックやポスカなどのペン類を広げていざスタート!内容としては①どんぐりの頭に色を付ける②ビー玉を入れる③頭を接着剤でくっつける、の3工程です。

年齢制限はなく、小さい子どもは親が手伝いつつ作成します。

頭はどんぐり帽子ときのこ帽子から選べますが、今回はお絵描きしやすいきのこ帽子をセレクト。真剣な表情で絵を描いていく息子。とても集中していました。

帽子を色付けしたあとは接着剤を塗ってかぶせて完成!簡単な作業なので小さな子でも問題なくできます。

試しに動くかチャレンジ。ことこと動き出すどんぐり、やっぱり動きがかわいい。。。

最後は接着剤が取れないようにゴムで縛って終了。だいたい1時間程度で接着できるそうですよ。

息子は気に入ったようで、家に帰ってからはさまざまな坂を作って転がしたり、くるくる回転させて駒のようにして遊んだりしていました。だれもが気軽に遊べるどんぐりころころ、ぜひプレゼントにいかがでしょうか?

Information お店情報

株式会社こまむぐ 本社

埼玉県川口市領家3-10-2

048-229-8053

●工場見学

毎週土曜・祝日 15時~(30分程度)

※見学希望の2日前までに要予約
※ショップは11:00~17:00、日月休み

HP

この記事を書いた人kurimoto

埼玉県在住のライター。ぎりぎり平成生まれの息子を子育てしつつ旅行やレジャー、ITなどをテーマに記事を執筆中。親子で楽しめるスポットを体当たり取材でご紹介します!

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