2024.06.222024.06.22

【クルマでGO】サーキットを走ってみよう!実践編

クルマでGO

先日サーキット走行のススメの記事を書きました。

【クルマでGO】サーキットを走ってみよう!

とりあえずは最低限ヘルメットとグローブを用意すれば走行会への参加は可能です!

前回は準備のお話でしたが、先日(少し前になりますが)実際にサーキットを走ってきました。

本庄サーキット

画像提供:本庄サーキット様

行ってきたのは埼玉県本庄市にある「本庄サーキット」さん。

本庄児玉ICや寄居スマートICから車で約10キロ20分程度の場所にあり、首都圏のサーキットとしてはアクセスしやすい場所にあります。

埼玉県内にはレンタルカートや2輪で走行可能なサーキットはいくつかありますが、乗用車での走行が可能なのは本庄サーキットさんだけのようです。

 

本庄サーキットは1周1キロちょっとのいわゆるミニサーキットと呼ばれる部類のサーキットです。ちなみにF1が開催されたりもする鈴鹿サーキットは1周6キロ弱となっておりますので、規模感の違いがよくわかると思います。

鈴鹿サーキットや富士スピードウェイなどと違ってスピードもそんなに出るわけではないので初心者の方にはおすすめです。

当日は貸し切りの走行会

この日は知人が主催でサーキットを1日貸し切りにしてある走行会でした。何度か参加させていただいており、速さ別にクラス分けしてもらっているので一緒に走る車との速度差もあまりなく、走りやすい走行会です。

 

サーキットに入ると駐車場が広がっていて、そこがパドックにもなっています。

各々案内された場所に車を止めて、走行前の準備にかかります。

受付を済ませてそこでゼッケンと計測器をお借りします。

まずは荷物を全部下ろして、指定された場所に受付でもらったゼッケンを貼り付けます。

リアナンバーに張り付けてある赤いものがトランスポンダー(ポンダー)と呼ばれる計測器です。

走行中に落っことして壊してしまったら高い弁償代になりますので、ステーも本体もしっかり布テープで貼り付けておきましょう。

エンジンルーム内の諸々のキャップは走行中に万が一脱落しないよう、養生テープで固定しておきます。冷却水やオイルをコースに撒いてしまうと走行中断となり参加者さんたちに迷惑もかけてしまいますし、場合によっては清掃費用を請求されてしまいます。

また、走行前にエンジンルーム内もオイル漏れやその他異常がないかをチェックしておきましょう。

空気圧のチェックとボルトの緩みがないかを再度確認しておきます。

これはサーキット走行でなく普段からしっかり確認するようにしておきましょうね。パンクやタイヤ脱落などの重大な事故につながる可能性もありますので。

ヘルメットや社外のシートベルトを付けている人はシートベルトの準備をして、ドアやボンネット、トランクなどがきちんと閉まっているかを確認したら準備完了です。

走行前にはしっかりと準備運動をしておきましょう。

コースの紹介

画像提供:本庄サーキット様

画像提供:本庄サーキット様

コースはこの矢印の通りに走ります。

 

お昼休憩の走行時間外に運営さんに許可を得てコース内を歩いてみました。

(許可なくコース内に立ち入るのは大変危険ですので絶対にしないでください!)

ここがメインストレートです。

最終コーナーをたちあがってからは1コーナーまで全開です!

ここがコントロールタワーと呼ばれる施設で、ここから係の方が旗を振ってコースの状況を知らせてくれます。

これらはコースオフして壁にクラッシュしてしまった際に衝撃を吸収するためのスポンジでできたクラッシュパッドです。

お世話にならないに越したことはありません。

中にはクラッシュパッドに向かっているタイヤ跡も…。

くわばらくわばら…。

場所によっては廃タイヤを積み上げたタイヤバリアになっているところもあります。

目的はクラッシュパッドと同じです。

このしましまのものは縁石と呼ばれていて、コーナーごとに設置されています。

極力内側を通って大回りしないようにこの縁石を踏んで走行したほうが速く走れるのですが、ただ縁石は平らではないため、あまり大きく踏みすぎると姿勢を乱すことにもつながってしまいます。慣れるまでは縁石は踏まずに、まずはしっかり走行できるよう練習したほうが良いかも。

このブリジストンと書かれたブリッジが計測ポイントになります。

ここを通過してもう一度ここに戻ってくるまでが1周のタイムとなります。

ナンバープレートに貼り付けたポンダーからの信号を読み取って計測してくれる仕組みです。

計測されたタイムはすぐ計測ポイントの先にあるこちらの電光掲示板に表示されます。

このときはお昼休みなのでタイム表示はされていません。

私は毎回このタイミングモニターを見て(全然ダメじゃん…)と思いながらストレートを立ち上がるハメになります。。。

いざ走行開始!

画像提供:運営さん

画像提供:運営さん

先ほども触れましたが、この走行会は過去のタイムや車の性能や熟練度に応じてクラス分けがされています。私は下手なので遅い組です。

まずは上手で速いガチ勢の走行からスタートです。

スーパーセブンやアルファロメオ4C、トヨタの86など、いわゆるスポーツカーが多めの組です。

おっとっと、スピンでしょうか。逆を向いてしまっている車が。

こういったこともあるので、前車と距離を取って周りに目を向けながら、なにか起きたときには対処できる余裕を持って走行するようにしましょう。

車は別にスポーツカーじゃなくてもいいんです。

こういった軽自動車で楽しんで走っている方もいらっしゃいます。

この日はやたらとビートやS660が多く、1クラス全車これらの軽スポーツのクラスが設けられていました。

車好きにはカメラが趣味の方も多く、毎回走行会に行くと上手に写真を撮ってくださります。

私もなんか速そうに撮っていただきました。(本当は遅いんですが…)

自分の走行枠以外の時間は他の人の走行を眺めたり、またみんなで談笑したりと走行以外でも楽しく過ごせます。

外したシートを座椅子代わりにしてる人もいます(笑)

この走行会では同乗もOKとなっていますので、助手席で見学ということも可能です。

同乗者もヘルメットとグローブの着用は義務付けられていますのでお忘れないように。

私も上手な方の助手席で運転を見させてもらったり、自分の運転を見てもらってアドバイスしてもらったり、また私の車を上手な人に運転してもらって勉強したりと有意義に過ごせました。

思わぬトラブルも…

1台けん引されて戻ってきました。何かのトラブルでしょうか。

コース内にストップして動けなくなってしまった場合はハザードを付けてレスキューが来るのを車内で待ちましょう。

まだ走行中の車がいる場合は車外に出ると危険です。ただし、車両火災が起きている場合は速やかに脱出して、ガードレールの外に避難してくださいね。

走行動画

実際に走っているところの動画です!

知人の86をがんばって追いかけている私の車の車内につけたカメラの動画もつけておきます。

上手な人はもっと細かくシフトチェンジしていると思いますが、私の場合はその操作がもたついてかえって遅くなるので極力固定のギアで走っていました(笑)。

最後に

走行会はレースではないので、速い人が後ろから来たら安全なところで譲ったり、前の車に追いついてもその車がアタック中なら追い越したりせず終わるまで待っていたりと、みんなで譲り合って走っています。

サーキット走行は、別に周りより速く走れなくても普段乗っている車で非日常感が味わえてとても楽しいものです!

 

XなどのSNSでも「初心者歓迎」という走行会の募集も見かけます。

これを見て興味の湧いた方はぜひチャレンジしてみてください。

 

今回走行会を企画していただいた運営のみなさま、またお世話になった本庄サーキット様、画像提供もいただきありがとうございました。

この記事を書いた人リプロマヴィ編集部LiproMAVIE Editorial Department

リプロマヴィ編集部です。
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