2023.08.032023.07.21
「こども気温」を知って熱中症対策!夏休みとスポーツ活動で健康を維持するためのアドバイスです
お役立ち情報
埼玉県は猛暑に見舞われています。一方で、子どもたちにとっては、夏祭りやスポーツ活動などで思いっきり夏を楽しみたい季節です。
ところで、暑さと子どもたちの健康の関係について、皆さんはどの程度知っていますか?
サントリー食品インターナショナルと気象専門会社ウェザーマップ社による最新の調査によれば、暑さは子どもたちにとって想像以上のリスクをもたらしています。
なんと、子どもの身長で計測した気温は大人と比較して約7℃も高いという「こども気温」の存在が明らかになったのです。
この夏、子どもたちが夏休みやスポーツ活動を安全に楽しむための熱中症対策について、具体的なアドバイスを紹介します。
こども気温とは?
夏は、地面やビルからの照り返しが強まると体温が上昇し、熱中症のリスクが高まります。特に子どもの場合、身長の低さから地面の照り返しの影響を強く受け、さらに体温調節機能が未発達なため熱中症のリスクが高まります。
先の調査は、夏の日差しの下で子どもの身長で計測した気温が、大人とどれほど異なるかを確認するためのものでした。この結果から、大人以上に子どもが熱中症の危険にさらされていることが示されています。子どもたちは、大人が感じる気温よりも7℃高い気温を感じている可能性があるのです。これは子どもたちにとって非常に大きなリスクとなります。
この研究結果を受け、大人だけでなく、子どもたちも暑さ対策をしっかりと行うことが重要となります。
それでは、どのような暑さ対策を行えばいいのでしょうか。
すぐできる暑さ対策とは
移動中でも日陰を選ぶ
アスファルトやコンクリートなどのフラットな地面や、ビルやマンションなど側面からの照り返しも強いので、移動中でも日陰を選ぶようにすることが重要です。
屋外のプールや海での遊びは熱中症のリスクが見過ごされがちです。直射日光だけでなく、プールサイドや水面からの反射も暑さを増すため、水中での発汗にも注意が必要です。そのため、これらの場所でも熱中症対策が重要です。
水分補給を習慣化する
30分おきに日陰で休憩をとり、水分・塩分を補給することが基本です。遊びと水分補給をセットにすることで、熱中症対策が自然と身に付きます。
真夏の活動には凍らせた飲料を持つ
暑い日には、身体冷却と水分補給の両方ができる凍らせた飲料を持ち歩くのも効果的です。
まとめ
最後に、立ちくらみやめまい、筋肉のこむら返りや手足のしびれなど熱中症が疑われる症状が出た場合には、すぐに涼しい環境に移動し、脱衣と冷却、水分・塩分補給を行うことが重要です。特に、子どもの場合は、自分の状態をうまく説明することができないため、大人がしっかりと観察し、子どもの様子を見て対策をとることが求められます。
この記事は下記の情報をもとに作成しました。
サントリー「こども気温」とは
https://www.suntory.co.jp/softdrink/greendakara/topics/heatstroke/
気象予報士(ウェザーマップ所属)多胡田さんのコメント
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000564.000027480.html